RARE CD 03/6/4

 私はいわゆる「コレクター」ではないので、珍盤奇盤は所持しておりません。が、とりあえずレア盤その他をここで紹介しておきます。青字の曲はMP3でお聴きいただけます。
 また入手にはBeatleg編集部の横関氏の協力をいただいております。

* I bought all of these stuff at specialty stores in Nishi-Shinjuku, Tokyo,
or got by courtesy of beatleg magazine.
I don't know about circumstance of foreign countries, to obtain these.


STEELY DAN LIVE
Bodhisattva / The Boston Rag / Do It Again / Any Major Dude Will Tell You / King Of The World / Rikki Don't Lose That Number / Pretzel Logic / Instrumental (Your Gold Teeth II) / Reelin' In The Years / Mobile Home

 ルクセンブルク盤CD。1974年3月20日、『プリッツェル・ロジック』発売直後にロサンゼルス・レコードプラントで行なわれた、ラジオ局KMET放送用のライブ録音。メンバーはジェフ・バクスターら初期メンバー。
 「エニー・メジャー〜」をロイス・ジョーンズが歌っていたり、「ユア・ゴールド〜」の前半部分だけのインスト曲があったり、「モービル・ホーム」という未発表曲があったりと、内容的に非常に興味深いものがあります。音質は良好。現在日本国内での入手は困難かもしれませんが、同じ内容のものが違うタイトルで数種類発売されているようです。


DIRTY WORK
1: Bodhisattva / The Boston Rag / Do It Again / Any Major Dude Will Tell You / King Of The World / Rikki Don't Lose That Number / Dirty Work / Pretzel Logic / My Old School / Your Gold Teeth II (intro) / Reelin' In The Years
2: Jam / Night By Night / The Fez / Jam / Kid Charlemagne / Green Earings / My Old School / FM (instrumental) / Dallas / Sail The Waterway / Instrumental (at Sigma Studio 1978)/ Second Arrangement (demo) / Talkin' About My Home (demo)

 国籍不明、2枚組CD。1枚目は1974年4月18日、ボストンのオルフェウム・シアターでのライブ録音。内容的には上述の『ライブ』とほぼ同じ。
 2枚目は、#1〜8が『ロイヤル〜』発売直後のツアー・リハーサル録音。#9「ダラス 」、#10「セイル・ザ・ウォーターウェイ 」は、なぜか再発されないデビューシングルのAB面。これはレコードからダビングしたようで、ヒスノイズや針ノイズがひどい。#11は激しいフュージョンといった趣の不明なインスト・セッション。しかしラッパも大勢入って豪華な作り。あとのデモ2曲「セカンド・アレンジメント(デモ)」と「トーキン・アバウト・マイ・ホーム(デモ)」は『ガウチョ』のアウトテイク。全体的に音質が悪い。現在日本国内での入手は困難かもしれませんが、ボストンでのライブ音源と、『ロイヤル〜』のツアー・リハーサル音源は何種類か出回っています。2000年1月現在、西新宿ではまだ見かけます。


THE KATY LIED SESSIONS & MORE
Daddy Don't Live In That New York City No More / Chain Lightning / Black Friday / Rose Darling / Throw Back The Little Ones / Doctor Wu / Your Gold Teeth II / The Caves Of Altamira / Do It Again / Reelin' In The Years

 国籍不明CD。#1〜7は『ケイティ〜』からのアウトテイクや別テイクとの注釈がついていますが、ベーシック・トラック(OKテイク)に仮歌を乗せただけと思われるものもあります。#8はデモ。「アンドロイド・ウェアハウス」とは別。#9、10は1974年のライブ録音。「ワン・アンド・オンリー・コンサート・ツアー」との注釈。上述した二つのライブに比べて、こちらの演奏のほうがよくまとまっています。『ケイティ〜』のアウトテイク物は他にも出回っていますが、これとはまた別の『ケイティ〜』のアウトテイク音源も存在します。MP3は「Andy Metzger's Steely Dan Page」にて。


SECOND ARRANGEMENT
Gaucho / Second Arrangement / Glamour Profession / My Rival / Babylon Sisters / Night By Night / The Fez / Kid Charlemagne (edited) / Green Earrings / My Old School / FM (instrumental) / Kid Charlemagne (unedited)

 国籍不明CD。#1〜5が『ガウチョ』のアウトテイク。が、これもベーシック・トラック(OKテイク)に仮歌を乗せただけのものや、ミックスダウン前でブラスなどの出し所が整理されていないものなどもあります。まだ女性コーラスが乗っておらず、フェイゲンの頼りない仮コーラスが笑えます。#2の「セカンド・アレンジメント」は完成していながらアシスタントのミスによって録音済みのテープが消されてしまい、再録音したもののフェイゲンは気に入らず結局オクラ入りとなった曲。これはその再録バージョンと思われます。#6〜12が『ロイヤル〜』発売直後のツアー・リハーサル録音。上述した『ダーティ・ワーク』と同じ音源ですが、こちらのほうが音質は良好。『ガウチョ』のアウトテイク物は他にも出回っています。


CALLING FROM RIKKI
Do It Again / Rikki Don't Lose That Number / Any Major Dude Will Tell You / King Of The World / Barrytown / My Old School / Pretzel Logic / Reeling In The Years / This All Too Mobile Home

 74年3月10日、カリフォルニア州アーヴァインでのライブ。かつて3月9日のライブとともに『Metal Leg』という2枚組アルバムでリリースされていた音源。『Metal Leg』では時間の都合でカットされていた「Reeling In The Years」と「This All Too Mobile Home」が収録されています。演奏は少々まとまりに欠け、音質もそこそこという程度ですが、ホッダーとポーカロのツイン・ドラム、ロイスが歌う「Any Major Dude」、ホッダーが歌う「My Old School」、マクドナルドらが掛け合いで歌う「Pretzel Logic」などが聴きどころです。なお「Barrytown」のライブ・バージョンはこの音源でしか聴けません。


PLASTIC DILDO '76 REHEARSAL
Instrumental / Green Earrings / Kid Charlemagne / Night By Night / The Fez / The Fez / Kid Charlemagne / Green Earrings / My Old School / Instrumental / Gaucho / Second Arrangement / Glamour Profession

 既出の76年のツアー・リハーサル音源に『ガウチョ』のアウトテイク3曲がおまけで収録。ただ今回は曲ごとの収録時間も少し長く、音質も多少良くなっています。演奏は非常にラフで、オリジナルの流麗なインストや心地よいグルーヴを期待すると幻滅するので注意。「Second Arrangement」は以前から出回っていたバージョン(ガッドのカウントで始まる)と同じですが、久しぶりに姿を現したので、探していた人は迷わず買いです。


RIKKI DON'T LOSE YOUR REMOTE
Green Earrings / Cousin Dupree / Kind Of Blue / Janie Runaway / Josie / FM / Gaslighting Abbie / Black Friday / Babylon Sisters / Kid Charlemagne / Jack Of Speed / Peg / What A Shame About Me / Pretzel Logic

 公式に発売されているビデオ『シークレット・ライヴ・イン・ニューヨーク』と同内容であり、買う価値はまったくありません。


SWINGIN' SO HARD

 2000年5月15日、東京国際フォーラムで行なわれた来日公演の2日目。オーディエンス録音、完全収録2枚組。かなりオフな音質で位相もよくないが、これはいたしかたないところ。演奏やフェイゲンの声はまずまずといった感じだが、なんといってもライブ音源としては初登場の「ナイト・バイ・ナイト」、ベッカーが歌う「ダディ・ドント〜」、すっかり大人びたアレンジが施された「モンキー・イン・ユア・ソウル」が聴けるのだ。この3曲だけでも必聴。コンサートへ行けなかった人、特にマニアには堪えられまい。第2部1曲目のインスト「Hank's Pad」はヘンリー・マンシーニの曲。「ダーティ・ワーク」を歌っているのはバック・ボーカルのシンシア・カルホーン。まるでブラコンである。なお「キッド・シャールメイン」が始まる前に、フェイゲンが機嫌を損ねたといわれるヤジ(リクエストの声)とその応答が聞こえる。このヤジが原因でアンコールは「FM」のみになってしまったという説がある。


DOING IT AGAIN

 2000年1月28日、29日にニューヨークのソニー・スタジオで行なわれたプロモーション・ライブの音源。つまり『シークレット・ライブ・イン・ニューヨーク』の音のみ。このCDはそのライブのオーディエンス録音。開演前の注意、録音者のしゃべり声、長い曲間など、臨場感あふれる作り。オフィシャルには収められていなかった「ドゥ・イット・アゲイン」、「ディーコン・ブルース」、「ホーム・アット・ラスト」などがお得だが、いずれもフェイゲンの声の出が良くない。「ジャック・オブ・スピード」は録音ソースが違っているが、テレビ音源からのダビングだろうか。2枚組ゴールドディスク仕様。レコーディング、マスタリングともに良質。オフィシャル・ビデオが大いに気に入ったら買ってみても損はないだろう。


LIVE IN FUKUOKA '00
1: Boston Rag / Bodhisattva / Night By Night / Janie Runaway / Josie / Black Friday / Daddy Don't Live In That New York City No More / Jack Of Speed / Do It Again / West Of Hollywood
2: Hank's Pad / The Royal Scam / Deacon Blues / Cousin Dupree / Monkey In Your Soul / Dirty Work / Peg / My Old School / Kid Charlemagne / Don't Take Me Alive / FM


 2000年5月19日、福岡メルパルクホールで行なわれた来日公演、完全収録2枚組。オーディエンス録音で時折位相が変わるもののバランスはよく、音質は悪くない。演奏もPAもかなりこなれてきた様子でうまくまとまっているが、さすがにキーの高い曲ではフェイゲンの声にやや疲労の色が感じられる。「Dirty Work」を歌っているのはシンシア・カルホーン。東京公演の2日目、大阪公演に続く3度目のリードだが、いまひとつ精彩を欠いている。
 なお曲目に「My Old School」と「Kid Charlemagne」が表記されているが、この2曲は演奏されていない。クレジットミスである。福岡のファンの熱狂ぶりはなかなかのものだけに、演奏曲目が少なかったのは残念だ。


GOLD RUSH
My Old School / Pretzel Logic / Do It Again / Rikki Don't Lose That Number / Any Major Dude / King Of The World / Barrytown / Do It Again / Reeling In The Years / Daddy Don't Live In That New York City No More / Chain Lightning / Black Friday / Rose Darling / Throw Back The Little Ones / Doctor Wu / Your Gold Teeth

 クレジットによれば#1、2が1974年3月9日サンフランシスコ、#3〜7が同年3月10日アーヴァイン、8、9がDon Kirchner、10〜16が『Katy Lied』デモとなっている。9日、10日はすでに『Metal Leg』などでお目見えしているもの。最近では9日の分が『Naked Lunch Board』のタイトルで、10日の分が『Calling From Rikki』のタイトルでブートがリリースされている。「Don Kirchner」とある2曲はデビッド・パーマー在籍時のテレビライブで、これもすでに何度か音源化されているものだ。
 10〜16は、これまでに何枚かリリースされている『Katy Lied』のデモ。ベーシックの演奏自体はどうやらOKテイク、歌はほとんど仮歌で、エリオット・ランドールとラリー・カールトンらの分のソロはまだ入っていない。多少テープの回転が遅い気がするが、音が悪いのは元からなのでしょうがない。ライブ音源も含めて全体的に音質が悪いのが難点か。


NAKED LUNCH BOARD
1974.3.9 Sandiego, CA  1974.3.20 The Record Plant, Los Angeles, CA
Bodhisattva / The Boston Rag / Do It Again / Rikki Don't Lose That Number / Any Major Dude Will Tell You / King Of The World / My Old School / Pretzel Logic / Bodhisattva / The Boston Rag / Do It Again / Any Major Dude Will Tell You / King Of The World


 3月9日サンディエゴでの音源と同月20日ロサンゼルスでのラジオ・ライブ音源をまとめて収録した物。


STEELY DAN 2000/5/15 + α EXCEPT 5/14
Disc1 Boston Rag / Bodhisattva / Night By Night / Janie Runaway / Josie / Black Friday / Daddy Don't Live In That New York City No More / Jack Of Speed / Do It Again / West Of Hollywood / Hank's Pad / The Royal Scam
Disc2 Deacon Blues / Cousin Dupree / Monkey In Your Soul / Dirty Work / Peg / My Old School / Kid Charlemagne / Audience / FM / Don't Take Me Alive / FM / Dirty Work / Peg / My Old School


 2000年5月15日東京国際フォーラムで行なわれた来日公演2日目の完全収録と、5月14日東京国際フォーラムの初日分の抜粋を合わせた2枚組。ライブ音源としては初登場の「ナイト・バイ・ナイト」、ベッカーが歌う「ダディ・ドント〜」、同じくベッカーが歌いすっかり大人びたアレンジが施された「モンキー・イン・ユア・ソウル」が聴きどころ。「キッド・シャールメイン」の前のヤジ(リクエストの声)でフェイゲンが機嫌を損ね、アンコールが「FM」1曲のみになってしまったといわれるが、それを補うかのように14日のテイクが収められている(実際の演奏曲順とは前後しているが)


BLACK TUESDAY 2YK
Disc1 Intro〜Boston Rag / Bodhisattva / Night By Night / Janie Runaway〜Piano Solo / Josie (inc:drum solo) / Black Friday / Daddy Don't Live In That New York City No More (mc:member introduce) / Jack Of Speed / Do It Again / West Of Hollywood
Disc2 Hank's Pad (Henry Mancini) / The Royal Scam / Deacon Blues / Cousin Dupree / Monkey In Your Soul / Dirty Work / Peg / My Old School / Kid Charlemagne / FM


 2000年5月16日、グランキューブ大阪で行なわれた来日公演、オーディエンス録音、完全収録2枚組。来日3日目ということである程度こなれてきたせいか、まとまりのいい演奏で落ち着いて聴くことができる。ただフェイゲンの声は前二日に比べると若干ハスキーだ。東京から大阪へ移動日なしという日程とはいえ、来日3日目にして早くも喉が疲れ始めたのかもしれない。


LIVE AT IRIVINE '94
Disc1 True Companion - Aja / Reelin' In The Years / Josie / Hey Nineteen / Down In The Bottom / Sign In Stranger / Peg / Introduce / Babylon Sisters / Black Friday / Entract: The Royal Scam
Disc2 The Fez / Green Earrings / Bodhisattva / Deacon Blues / Tomorrow's Girls / Hard Up Case / Chain Lightning / Third World Man / Kid Charlemagne / Crowd Noise / My Old School / FM / Outro Jam


 1994年9月17日カリフォルニア州アーヴァイン、Meadowsでのライブ。完全収録2枚組。タイトルは「Irivine」となっているが「Irvine」の間違い。4月に初来日も果たしたこの年のツアー(再結成後2度目)のラス前の一夜である。
 さすがにツアー終盤とあって演奏はよくまとまっており、また意外にドナルド・フェイゲンのボーカルは疲れを感じさせない張りがある。オーディエンス音が遠いせいもあってそれほど熱気が伝わってこないのだが、かえって落ち着いて楽しむことができる。アンコールではフェイゲンとウォルター・ベッカーが「明日でお終いだから…」と煽っているのが面白い。聴き所は「Sign In Stranger」だろう。


ST. LOUIS 1993
Disc1 Royal Scam - Bad Sneakers - Aja / Green Earrings / Bod Is Taya / I.G.Y / Jose / Hey Nineteen / Book of Liars / Chain Lightning / Green Flower Street / Home At Last / Black Friday
Disc2 Deacon Blues / Tomorrow Sisters / Reelin' In The Years / The Fall Of 92 / Peg / Third World Man / Counter Moon / My Old School


 1993年9月1日セントルイス・リバーポートでの完全録音(ジャケット表記は4日だが、おそらく間違い)。93年の再結成ツアーの一周目中盤のライブである。今までにも何度か別タイトルでリリースされてきた物。モノラルでバランスはまとまっているがかなりコンプで潰れ気味の音質。ジャケットにはSTEREO・SOUNDBOARDとの表記があるが、元音源はサウンドボードからのカセットコピーか? 曲名表記がかなりいい加減。2曲分のトラックのIDが同じになっていたり、かなり雑な作りの盤だ。


LOS ANGELES 1974
Bodhisattva / The Boston Rag / Do It Again / Any Major Dude Will Tell You / King Of The World / Rikki Don't Lose That Number / Pretzel Logic / Untitled Instrumental / Reelin' In The Years / Mobile Home

 1974年3月20日、ロサンゼルスのレコード・プラントで行なわれたラジオ局KMET放送用のミニ・ライブ。3作目の『プリッツェル・ロジック』発表直後で、オリジナルメンバーのジェフ・バクスターや、このころからステージに参加し始めたジェフ・ポーカロの演奏が聴ける。ジム・ホッダーとポーカロのツイン・ドラム編成だけに、速い16ビートの曲はなかなかの迫力だ。この音源はラジオ用ゆえ、コーダでフェードアウトするのだが、この盤は司会者のアナウンスが入るまで目一杯収録されている。以前にリリースされていたものよりもこの盤自体は音質があまりよくないのが少し残念。


ITINERARY
Disc1 Do It Again / Bad Sneakers / Everyone's Gone To The Movies / Josie / Jack Of Speed / Hey Nineteen / FM / Green Earrings / Any Major Dude / Green Flower Street / Rikki Don't Lose That Number / Peg
Disc2 East St.Louis Toodle-Oo / Glamour Profession / My Waterloo / Wetside Story / Midnite Cruiser / Black Cow / Home At Last / Kid Charlemagne / I.G.Y. / My Old School / FM
Disc3 Do It Again / Bad Sneakers / Everyone's Gone To The Movies / Josie / Jack Of Speed / Hey Nineteen / FM / Green Earrings / Rikki Don't Lose That Number / Green Flower Street / Rikki Don't Lose That Number / Peg
Disc4 East St.Louis Toodle-Oo / Glamour Profession / My Waterloo / Cash Only Island / Midnite Cruiser / Black Cow / Home At Last / Kid Charlemagne / Don't Take Me Alive / My Old School / FM
Disc5 Josie / FM / FM / FM / Bad Sneakers / Bad Sneakers / Kid Charlemagne / Jack Of Speed


 なんと5枚組、アドバンスCD。1、2枚目は1996年7月21日、マナサスのニッサンパビリオンでのライブ。サウンドボード音源で音質は良好。聴きどころはまず「Everyone's Gone To The Movies」。この曲自体演奏されることが少ないが、ウォルター・ベッカーが1、2番を、ドナルド・フェイゲンが3番を歌っている。「Any Major Dude」もめったに演奏されない曲だが、構成上いい和みの一時。「Wetside Story」はまったくの未発表曲で、この全米ツアーで数回演奏されただけだ。「Two Against Nature」にも入るはずだったが最終的に漏れたとの噂もある。「Black Cow」も意外なことに演奏されることが少ない曲だが、グルーブ感満点でなかなかの好演。
 3、4枚目は1996年8月17日、ジョージでのライブ。基本的な構成は同じ。「Cash Only Island 」もまったくの未発表曲で、この全米ツアーで数回演奏されただけだが、曲自体はそれほど面白味のあるものではない。
 5枚目はツアーリハーサル。全曲ともいつ行なわれたものかは不明。


MANIFEST
Disc1 The Boston Rag / Bodhisattva / Night By Night / Janie Runaway / Josie / Black Friday / Daddy Don't Live In That New York City No More / Glamour Profession / Jack Of Speed / Hey Nineteen
Disc2 Hank's Place (i.e. Session At Pete's Pad) / The Royal Scam / Deacon Blues / Cousin Dupree / Monkey In Your Soul / Dirty Work / Peg / Kid Charlemagne / Don't Take Me Alive / My Old School / FM
Disc3 Babylon Sister / Babylon Sister / Babylon Sister / Babylon Sister / Babylon Sister / Babylon Sister / Daddy Don't Live In That New York City No More / Untitled / Untitled / Untitled / My Old School / My Old School / My Old School
Disc4 Dirty Work / Dirty Work / Dirty Work / Dirty Work / Boston Rag / Boston Rag / Jam / Babylon Sister / Daddy Don't Live In That New York City No More / Hey Nineteen / Hey Nineteen / Dirty Work / What A Shame About Me / Untitled


 こちらもボックス入りの4枚組という力作。まず1、2枚目は2000年7月22日、マナサスのニッサンパビリオンでのライブ。めったに演奏されないであろう「Glamour Profession」が聴けるのはありがたい。コーダでのギターソロもレコード同様モード感全開で素晴らしく、ジョン・ヘリントンの技量の高さを見せつけてくれる。全体を通してヘリントンが乗りに乗っており、終盤ではドナルド・フェイゲンが彼の名を盛んに紹介していた。
 2、3、4枚目はツアーリハーサル。全曲ともいつ行なわれたものかは不明。曲目を訂正しておくと、「Almost Gothic」、「Bodhisattva」、「What A Shame About Me」など。フェイゲンがホーンセクションにコードをあれこれ指導しているのが興味深い。


Another Katy Lied
『Katy Lied』のアウトテイク集。未発表曲もあるなかなかの力作。詳しくは03年7月1日発売の『beatleg』誌にて!


ALIVE IN AMERICA (sampler)
Reelin' In The Years / Third World Man / Peg / Kid Charlemagne

 単なる『アライブ・イン・アメリカ』のサンプル盤です。


STEELY DAN TV COMPILATION (video)
Reelin' In The Years / Do It Again / My Old School / Reelin' In The Years / New Frontiers / Century's End / IGY / Chain Lightning

 ブート。1、2はデビッド・パーマー在籍時の73年のテレビライブ、3はテレビ番組「アメリカン・バンド・スタンド」での口パク映像。4もパーマー在籍時73年7月11日(?)のライブ(オールド・グレイ・ホイッスル・テストという番組用?)。これら初期の姿はまさしく「世界一醜いバンド」。5、6はフェイゲンのプロモビデオ。7は数年前に放送されたフェイゲンとフュージョン界の超豪華メンバーによるテレビライブ。日本でもTBSだったかで放送されたので見た人も多いはず。8は「NYロック&ソウル・レビュー」のライブとインタビュー。
 「STEELY DAN 70's」というタイトルのものもありますが、たぶん内容は同じです。



INDEX... LIVE REPORT DISCOGRAPHY PROFILE RARE CD
VISUALS MP3 MIDI ARCHIVE LINKS GUESTBOOK
FROM WEBMASTER